B「最近よく、日本終わったって聞きますね。」
A「あー、ネットとかね。」
B「うわー日本終わったー、日本終わったー」(大袈裟に動きをつけてバカにするように)
A「ねぇ、そんなん言うてなんやねんって話よ。」
B「で、僕もそう思ってんねん。」
A「君も思ってたんかい。」
B「僕も日本終わったー(大袈裟に動きをつけてバカにするように)って思ってるから早く日本出ていきたいのよ。」
A「ああ、そうかいな。」
B「でもさ、僕日本語しか喋られないから英語とか喋られないので出ていけなくて、それで君に英語教えてもらおうと思ってんねんけど。」
A「いや、僕も英語全然分からへんよ、教えられへんで。」
B「でも簡単な英単語も喋られないのよ、犬すら英語で言えない。」
A「犬も!?それは逆に凄いな。」
B「犬さえ言えたら向こう言ってもなんとかなるやん。」
A「ならんよ。この国でも犬、犬って言えてもなんともならんやろ。」
B「とにかく、簡単な単語でええから教えてほしいねん。気をつけてはいるんやけど、みんなから間違ってるって言われるねん。」
A「あー、そうなん、じゃあ僕が言う日本語を英語に訳してみて。」
B「分かった。気を付けてるんだけどなー」
A「犬」
B「キ・ドッグ」
A「鳥」
B「キ・バード」
A「魚」
B「キ・フィッシュ」
A「あー、確かにキを付けてるわ。」
B「そうなんだよ、気を付けてるんだけどね。」
A「全部間違ってたわ。」
B「やっぱりかー、気を付けてるんだけどなー。」
A「ほなもう一回やろうか。」
B「頼むわ。」
A「電話」
B「キ・テレフォン・キ」
A「箱」
B「キ・ボックス・キキ」
A「砂糖」
B「キ・シュ・キガー・キ」
A「めっちゃキをつけたな。」
B「うんめっちゃ気をつけてやった。やっぱりさっき気をつけてダメだったから足りないとおもって。」
A「キを付けすぎや!さっきより酷いぞ、キシュキガーキって何やねん、全然甘そうやないやんけ。」
B「次からはもっと気をつけて・・・」
A「待て、ここでキーポイントアドバイスや、もうキを付けるな。」
B「まさかの!?」
A「そうや、まさかのじゃ。ほな次いくで。」
B「うん、気をつけないかー。」
A「かぼちゃ」
B「パンプン」
A「王様」
B「ング」
A「猫」
B「ャット」
A「君、キを付けんかい!」
B「えー!だって僕は君が言った通りキー使ったから気を付けなかったのに。」
A「確かに僕のキを使うなっていうキーポイントアドバイス、キーは使ってるけどさ。」
B「そうやろキーは使ったで。」
A「だけど、キを付けるところにはキを付けて、キを付けないところにはキを付けんなや。」
B「えー難しい。」
A「難しくないわ、次いくぞ。水」
B「キウォーター」
A「可愛い」
B「ュート」
A「葉っぱ」
B「キリーフキ」
A「醤油」
B「ッコーマン」
A「おい!だからキを付ける時にキを付けて、キを付けないところではキを付けんなや!全部間違ってるやんけ。」
B「やってるつもり。」
A「出来てへんやんけ、なんやキリーフキってほぼ霧吹きやないかい、ほんで醤油は英語でキッコーマンちゃうぞ、ソイソースや。」
B「でも一生懸命頑張ってる努力は認めてよ。」
A「認められるか!認めてなるものか!お前はアホか。」
B「アホちゃうし。」
A「アホやんけ、こんな簡単なこと出来へんねんから」
B「アホちゃうし。」
A「アホやアホ、ほな次いくで次は出来ろよ。りんご。」
B「アホちゃうし。」
A「いつまで言ってるねん。りんごや、りんご。」
B「アップルツリー」
A「たまねぎ」
B「オニオンツリー」
A「椅子」
B「チェアツリー」
A「おい、君何木にしてんねん。」
B「別に。」
A「別にやないやろ、君さっきのこと気にしてるから木にしてもうてるやんか。」
B「気にしてへんし木にしてへんし。」
A「気にしてるから木にしとるやんか、こんなん普通にやれば出来るんやから。ちゃんとやれよ。」
B「そんなプレッシャー与えんといてーな。」
A「何を甘えたこと言うてんねん、じゃあいくぞ。月」
B「キムーンキキツリー」
A「帽子」
B「ャップツリー」
A「笑顔」
B「キスマキイキルツリー」
A「蝋燭」
B「ャンドルキキツリー」
A「全部違うわ。君、キを付けるところにキを付けないでキを付けないところでキを付けて、ほんでずっと木にしとるな!」
B「君がプレッシャーを与えるからこうなったんや。」
A「なるか!脳みそどうなってんねん。もう、これで最後や簡単やで鍵や鍵。さっき言うてたやろ。」
B「えーと、キー、キキーツリー、キーツリーキーキーツリーキーツリーキーキーツリーキー、ふぅ~」
A「ふぅ~ちゃうやろ!どんだけ木にしとるねん森か、キーキーキーと森に住む猿か!」
B「猿?モンー」
A「だからそこはキを使えよ。もうええわ。」
END
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